みなさん、スルー・ジ・エイジズというボードゲームを知っていますか?
このゲームはいわゆる重量級と呼ばれる部類のゲームで通常プレイ時間が180~240分かかるという点からなかなか手を付けづらいと思われがちなゲームです。
しかしこのゲーム、遊んでみるとわかりますが本当によくできた面白いゲームなんです。
歴史を舞台としたテーマ性とゲームメカニクスがとてもよくマッチしていて、ついついまた遊びたくなってしまう魅力があります。
ぜひとも多くの方にこのゲームの魅力を知っていただきたい!
ということで、今回はこのスルー・ジ・エイジズを手軽に始められるアプリ版について紹介したいと思います。
スルー・ジ・エイジズとは
このゲームは最大4人のプレイヤーで遊べるターン制の文明構築ゲームです。
古代から近代までの時代を経て、プレイヤーの文明を政略的、経済的、そして科学的に発展させより文化的な文明を築いたプレイヤーが勝者となります。
今回初めてプレイする方へアプリ版をお勧めする理由として、
- 理由その1 ルールガイドやチュートリアルが充実している!
- 理由その2 状態が保持されるので長時間拘束されず、少しずつプレイできる!
- 理由その3 アプリ独自要素が追加されている!
があります。
アプリは有料ですが、長く遊べるゲームなので購入して損なし!
早速以下のリンクからダウンロードして遊んでみてください!
ただし、アプリ版では一部の処理がボードゲーム版とは異なるため、ボードゲーム版で遊ぶ際は注意が必要です。
早速始めよう!
アプリを起動すると、プレイヤー設定画面が表示されます。
性別、プレイヤーカラーの選択とプレイヤー名の設定ができます。
そしてまず最初にやることは、日本語オプションの設定です。
トップメニュー右上の歯車アイコンタップします
Languageタブから「日本語」をタップし、「ダウンロード」をタップしましょう
これで準備はおっけー!
まずはローカルゲームのチュートリアルからプレイすることをおすすめします。
ゲームの流れ
このゲームではプレイに必要な説明がかなり多いため、回数を分けて説明をしていきます。
まず最初にざっくりとしたゲーム全体の流れを説明します。
このゲームでは古代(時代A)→中世(時代Ⅰ)→大航海時代(時代Ⅱ)→現代(時代Ⅲ)→ゲームの終わり(時代Ⅳ)の5つの時代を経て文明を発展させていきます。
それぞれの時代ごとに「内政カード」と「軍事カード」の2種類のカードの山札を消費しながらゲームを進めます。
背面が黄色いのが「内政カード」、背面が黒いのが「軍事カード」でそれぞれ対応する時代のマークが入っています。
基本的には時代Ⅲに近づくほど、強力な効果が得られるカードが増えていきます。
基本的なゲームの流れは以下の通りです。
A時代
ゲームの開始処理として、A時代を1ラウンド行います。
各プレイヤーは、場札と呼ばれる内政カードのプールから、内政カードを取得します。
取得する際には内政アクションと呼ばれるコストが必要となり、最初のアクション数はプレイ順の有利不利を軽減するため、以下の通りとなっています。なお、カード取得に関する詳細は次回以降で説明します。
プレイ順 | A時代の内政アクション数 |
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
4 | 4 |
Ⅰ~Ⅲ時代
一時代ごとに各プレイヤーが自分の手番の中で「手番開始処理」「政略フェイズ」「アクションフェイズ」「手番終了処理」を順に行います。
その中で内政カードの山札を消費していき、その時代の内政カードの山札がなくなったら次の時代の山札へ移行します。
最終的に現代(時代Ⅲ)の山札がなくなったらゲーム終了処理へ進みます。
各フェイズの概要は以下の通りです。詳細は次回以降で説明します。
・手番開始処理
場札の補充や、時代の進行が処理されます。
・政略フェイズ
軍事カードの中の、イベントカードや侵略・戦争カードなどを使用します。
・アクションフェイズ
このゲームの中心となるフェイズです。内政・軍事アクション数に応じて、文明の発展や軍事の拡張などを行います。
・手番終了処理
生産処理と軍事カード手札の処理(上限に応じた破棄と補充)を行います。
Ⅳ時代
Ⅲ時代の内政カード山札がなくなった次の手番からⅣ時代へ移行し、ゲーム終了へ向かいます。
Ⅳ時代はプレイ順が1番目の人で始まった場合は、そのラウンドが最終ラウンドになります。
2番目以降の人で始まった場合は、次のラウンドが最終ラウンドになります。
Ⅳ時代の最終ラウンドが終了すると、ゲーム終了処理として、イベント山札に残っているすべてのⅢ時代のイベントを処理し、最終文化点を確認します。
ゲーム終了、そして...
こうして長い歴史を経て、一番高い文化点を獲得した文明のプレイヤーが勝者となります。
ここまでの説明がかなり長くなりましたが、プレイする時間もやはり長い
しかし、だからこそ
プレイが終わった後に勝利できた時はその喜びも大きく、また負けてしまった時は次こそはという気持ちが強くなります。
それが重量級ゲームで味わうことができるゲームの面白さだと思います。
それでは次回の記事では、ゲームの盤面の詳細について説明したいと思います。
でわでわ